まれに見る「この世にたったひとつ」の作品群の上にすわり、マンガを読んだりラジオを聴いたりしている。
──ブルーノ・ムナーリ
日々俳句を詠んでいると、ミニスコープを手に入れる瞬間がある。
ビシッとピントが合う瞬間が。
しかし近すぎればいいというわけではない。品がないのだ。
だからって遠すぎてもいけない。
広がりすぎた意味は、ひとの心には届かない。
手にした石の中に、ことわりのようなものを見たことが誰しもがあるだろう。
もっと難しいと思っていたものが実はこうかもしれない、と突然閃いたことが。
いくつもの細かな石が、
アーモンドのヌガーみたいにひとつに固まった石もある。
食べられないけれど、茹でてみることはできる。
──ブルーノ・ムナーリ
この感情。
そうか、“茹でてみること”ができるのだ。
そうだったんだ。
分かるだろうか?いまの私の気持ちが。
いや、あなたにはぜんぜんわからなくていいのだ。
ことばの本当にすごいところは(あなたの感じたそれ、私と同じかもしれない)というところにあるんだから。
ね?先生。

