公園幼稚園卒園と時間のえほん。(3歳8か月)えほんとこそだて by sekkie!

みんなで作った イースター・エッグ。 いろんな色の卵は こどもたち自身みたいに きれいでした。
みんなで作った イースター・エッグ。 いろんな色の卵は こどもたち自身みたいに きれいでした。

私たちが住んでいる 自宅のすぐそばには大きな公園があって平日は 5組から多いと15組くらいの未就園児を子育て中の親子さんが遊びに来ています。

私たち親子も引っ越してから間もなくこの幼稚園みたいな公園に ちょくちょく行くようになりました。

お兄ちゃんお姉ちゃんがいる先輩のママも居て 幼稚園のことや小学校のことを話してもらったりみんなでお昼はお弁当を公園で食べて2時位まで子供たちを思いっきり遊ばせてあげられました。

お互いの子供を代わる代わる遊んだりするのも新鮮で わが子もお友達もみんなかわいかったです。4月の頭にはイースター・パーティーにも呼んでいただきました。

先日 幼稚園の入園式があり 公園幼稚園は一応卒園。

子育ての日々は 一時一時が 大切で 忘れがたい光景です。

入園式の時に先生方と いっしょにこんな歌を歌いました。

~「いってきます」って言ったら「いってらっしゃい」っていってね

「ただいま」って言ったら「おかえり」っていってね~  こんな シンプルな 素直な言葉に涙腺がゆるむのでした。


絵本作家の長新太さんの展覧会に行った時には 以下のような 詩が貼ってありました。

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ねえねえ えほん

「ねえねえ 」と 子どもたちは 大人にもとめる。

なにを? それは これからの 人生だ

「ねえねえ これから どう 生きたらいいの?」

大人よ しっかりしてちょうだい。 という ことですよ。

ねえねえ この えほんよんで よんで

おねがい おねがい

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こどもの声にこたえられることは 幸せです。

そんな 大人目指して 自分も がんばるぞ と改めて感じました。


さてさて そんなこんなで 公園幼稚園でもよく使われる セリフ「12時だからお弁当にしよう。」「2時になったら帰るよ。」

3歳半の娘は いろんな理由をつけたり うまいこと このルールを スルーすべく頭を使っていますので もちろんスムーズだったことはほぼありません。

それでも 入園式のご案内に同封されていた アドベントカレンダーに 毎日「7時半だよ」というだけで 元気に起きてきてシールを貼っていたところをみると

時間という概念や その楽しさを ちょっとわかって 遊びとしてなら 取り入れられるようですね。

という ことで 今回は 時間についての絵本を ご紹介します。

「ぐりとぐらのえんそく」  なかがわりえこ ぶん/  やまわきゆりこ 絵 / 福音館書店

おひるにならないと おべんとうは 食べないと決めた えんそく。はるのうららかな 光景と たいそうしてみても「まだ10時。」そこで 走ることに。「はしれーはしれー ぐりとぐら~♪」 お昼になると 自宅の辺りでは かねが成ります♪ ランチ好きの子どもは その音でお昼を察知して「ごはん~~!」と お母さんまでまっしぐらにかけていきます。

「シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる」 おくはらゆめ さく / 童心社

夜中の1時って! こどもだと 病気の時くらいしか起きてませんが 「ねないこだれだ(せなけいこ)」みたいに ~~夜中はおばけの時間~~ってちょっと おどかして 寝ていただくのではなく~~シルクハットぞくが来ちゃうよ~~~って 楽しみに寝ていただく(サンタクロース効果)を 期待したりする 下心もあったりしました。でも その 会いたいシルクハットぞくの してくれていることが なんとも 心地いいのです。おかあさん 癒されちゃったよ~。

「メアリー・スミス」  アンドレア・ユーレン  作 / 千葉茂樹  訳/  光村教育図書

朝の暗いうちから 働きだすメアリー・スミス。仕事が終わるのは 決まって7時。家に帰ったら 娘がベッドにいて「ねぼうだなんて!」と・・・「おねぼう」っていう言葉や朝早く起きる ってことをなんとなく 知ることもできますね。働くやさしい たのしいおかあちゃん。

「3じのおちゃにきてください」 こだまともこ  作 /   なかのひろたか   絵/  福音館書店

 みどりのみどりの おちゃのお誘いに みんなで行くと ハプニングは起きつつも 用意ができたときに 「ぼーん ぼーん ぼーん」と3回鐘が鳴ったんですって。みどりのみどりがケーキを持ったまま転ぶシーンは ドジな自分と照らし合わせたりして 恥ずかしながらも、やさしいまりちゃんたちで よかった~と思いました。

「よじはんよじはん」   ユンソクチュン  文 /  イヨンギョン  絵 / かみやにじ  訳/   福音館書店

久しぶりに この絵本をよんだら 「はん」ってなに?とのこと。 説明してからは 私は「3歳半!」と うれしそうに「半、はん」を連呼するようになりました。

のどかな 時間の感覚が生きていた頃の 韓国の風景が とても愛らしく描かれていて 夏の頃にお母さんに 読んで差し上げたくなる~(おせっかいながら)絵本です。