蒼い瞳が私を見ている 桜那恵のコラム 甘夏ためつすがめつ10こめ

ちょっと前、ある雑誌のバックナンバーをウェブアップしてた時、もうなん度も目にした写真家の名前が目に入ってきて

 

「まーチョットみてみっか」

 

とページをめくった。

 

私はいったい、今まで何を見ていたんだろう、と思いました。

 

どれも同じだ、といつの間にか私のどこかは思うようになっていた。

 

私たちは何か発見に対して「これは時間がかかるな」と思うがはやいか「知ってる知ってる」で過ぎてしまうことが多すぎる。観念的な急を要して。

 

それに対して「ああ、アレね」と興味のないフリをすることがまともであるというていを取る人も少なくない。

 

怖いのです、今日まで知らなかったことが。知らなかった時間が。

 

いま自分が感じたことを、ないがしろにはしていませんか。

 

いま一度、胸に手を、当てなくたっていいから考えてみるのはどうでしょう。

これは路傍の書店員からの、ちいさな提案です。

 

そういう出合いを、私はもうすこし待ってみようと思います。

YONA Megumi

 

 

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斎門富士男

1996